「つながる」ための7つの要件

ただ最新機器を買ってくるだけではダメ。
竣工後に後悔しないための、設計前チェックリスト。

実現を阻む「見えない壁」

よくある課題

「最新の顔認証ゲートを導入した」
「清掃ロボットを採用した」

それらが個別に動いているだけでは、ビルのポテンシャルを最大限に引き出せません。
大切なのは、個別の製品導入(点)ではなく、それらをつなぐ全体設計(線と面)を最初に描くことです。

The 7 Requirements Checklist

計画段階で整理すべき7つのポイント。これらが揃って初めて、ビルは「OS」を持ちます。

1

電動設備の洗い出し

照明、空調、EV、自動ドア、ポンプなど。ビル内にある「電気で動くもの」すべてを制御対象としてリストアップする。

2

接続可否 (Connectivity)

その設備に外部指令を受ける「端子」や「API」はあるか?「リモコン操作のみ」はNG。

3

NW・信号線計画

電源線だけでなく、情報を運ぶ「信号線」が全館に張り巡らされているか。堅牢な有線バックボーンの確保。

4

センサー計画 (Sensing)

「人の有無」「温度・湿度」「CO2」。ビルが自律的に判断するための「五感」を適切な位置に配置する。

5

非電動設備の電動化

鍵(スマートロック)、ブラインド、窓。手動でしか動かせないものはAIも操作できない。これらを電動化する。

6

外部データ連携

天気予報、交通情報、地域イベント。ビルの中だけでなく、外のデータを取り込んで運転を最適化する。

7

維持管理の自動化

「照明交換」「フィルター掃除」「警備巡回」をロボットや遠隔監視に置き換えるためのシステム的準備。

これらは、着工してからでは遅すぎます。
基本設計の前の「企画段階」で決める必要があります。

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