「床を貸すビジネス」の限界と
その先にある可能性。

人口減少、人手不足、AIの台頭。
社会の変化が、ビルの収益モデルを根本から変えようとしています。

PCの進化に学ぶ「価値の逆転」

かつて、コンピュータは「ハードウェア(本体)」そのものに価値がありました。
しかし今はどうでしょうか? 価値の中心は「OS」と、その上で動く「アプリケーション」に移りました。

ビルも同じ道を辿ります。「立派な外観」や「スペック」だけでは選ばれない時代がすぐそこまで来ています。

これまでのビル(Hardware)

  • 収益源: 賃料、共益費(場所貸し)
  • 価値基準: 立地、広さ、築年数
  • テナント: 入居したら関係は希薄
  • 進化: 竣工時がピーク、後は劣化のみ

これからのビル(OS + Software)

  • 収益源: 賃料 + サービス・アプリ利用料
  • 価値基準: どんな体験ができるか、便利か
  • テナント: データでつながり、サービスを提供
  • 進化: OS更新で機能が増え続ける

Revenue Expansion: 新しい収益源

「コストがかかる」ではなく「儲かる」への転換。
ビルOSを入れることで、賃料(Base Flow)の上に、新たな積み上げ型収益(Recurring Flow)を作ることができます。

01 Conference & Event

外部の人も利用可能な会議室予約システム。アプリ経由の課金と、スマートロック連動による無人運営で収益化。

02 Security & Access

顔認証パスやゲストコード発行システムを月額オプションとして提供。物理鍵の管理コストもゼロに。

03 Seat Management

フリーアドレスや座席予約システム。テナント企業の総務機能を代行するシステムとして課金。

04 Analytics

オフィス利用状況や人流データを解析し、レポートとして提供。テナントの働き方改革を支援。

The Crisis: 管理コストの危機

収益だけではありません。「人手不足」による管理崩壊を防ぐためにもOSは必須です。

  • 警備員・清掃員の採用難と人件費高騰
  • ベテラン設備管理者の引退

「人が巡回するビル」から「センサーとカメラが監視し、ロボットが動くビル」へ。
これは先進的だからやるのではなく、ビルを維持管理し続けるために(BCPの観点でも)必須となります。

結論

OS化されたビルとそうでないビルで、将来的に大きく収益が変わるリスクがあります。
今、設計図を引く前に、OSを入れる決断が必要です。

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